Excelでの作業中に、「この処理を実現するにはどんな数式を使えばいいの?」と悩んだことはありませんか?関数を知っていればググるだけで解決できますが、どの関数を使うべきかわからないと調べるのもひと苦労です。
そんなとき頼りになるのが ChatGPT。日本語で「どんな処理を実現したいのか」を伝えるだけで、適切な関数を使った数式を生成してくれます。
ただ、毎回ブラウザやアプリを開いて質問するのは、ちょっと面倒…。
そんな時に登場するのが MacのショートカットApp。今回は、Excel作業中にショートカットキーを押すだけでChatGPTにエクセル数式の生成を依頼し、その結果をクリップボードに保存してくれるショートカット「ExcelFormula」をご紹介します!
なぜショートカットAppを使うべき?
- 単純作業の繰り返しを自動化ショートカットAppは、同じ操作を何度も繰り返す必要があるときに力を発揮します。
- 時短効果抜群ワンクリックやキーボードショートカットで複雑な処理が完了!
- 汎用性の高さ今回はExcel用ですが、応用すればRやPythonコマンドの作成にも役立てられます。
「ExcelFormula」の仕組み
「ExcelFormula」は以下のフローで動作します:
- ショートカットキー「Command+Option+E」を押す→ 日本語で「どんな処理を実現したいか」を入力するウィンドウを表示。
- 入力内容をChatGPTに送信→ 処理内容をもとに適切な数式を生成。
- 結果をクリップボードに保存→ 必要なセルにペーストするだけでOK!
これで、Excel作業中にスムーズに数式を作成できます。
ショートカットの作成手順
1. ショートカットキーの設定
- ショートカットAppを開き、新規ショートカットを作成。
- 「クイックアクションとして使用」にチェックを入れ、ショートカットキーに「Command+Option+E」を設定。
2. 入力内容を記述するウィンドウを追加
- 「入力を要求」アクションを使用し、以下のように設定します:
- テキストフィールドに「どのような処理を実現したいか」を日本語で入力する説明を表示。
3. ChatGPT用プロンプトを生成
- 「テキスト」アクションで以下のプロンプトを作成
エクセルで以下の処理を行う数式を教えて。No talk. No explanation.
#処理
"""[手順2の入力内容]
"""
4. ChatGPTにプロンプトを送信
- 「Ask ChatGPT」アクションを追加し、手順3で生成したプロンプトを送信。
- ChatGPTの返信を次のアクションに渡す設定にします。
5. クリップボードに結果をコピー
- 「クリップボードにコピー」アクションを追加し、ChatGPTの生成結果をクリップボードに保存。

使用例:50000以上で1、未満で0を返す数式を作成
次のようなエクセルシートで、「J列の値が50000以上で1、未満で0を返す数式」をExcelFormulaで作成してみます。

- Excelでショートカットキー「Command+Option+E」を押します。
- 表示されたウィンドウに「J2の値が50000以上なら1、未満なら0を返す」と入力し「完了」をクリック。
- ChatGPTが「IF(J2>=50000,1,0)」といった数式を生成し、それがクリップボードにコピーされます。
- P2セルにクリップボードの数式をペースト!
- P2セルをそのままP列にコピペで完了!

まとめ:効率化の第一歩はショートカットAppから
今回ご紹介した「ExcelFormula」は、単純作業を効率化するだけでなく、日々の業務のストレスを軽減してくれます。
同じ単純作業の繰り返しには、ショートカットAppを活用して時短効果を実現しましょう!
このようなChatGPT×ショートカットAppのコラボはかなり汎用性がありますね!。