これまでApple純正のToDoリスト、Google ToDoリスト、Trelloなど、さまざまなタスク管理ツールを試してきましたが、どれも長続きせず3日坊主になることがほとんどでした。しかし、Notionに出会ってからは2年以上もタスク管理を継続できています。
その理由を改めて考えてみると、以下のポイントが挙げられます。
- 自由度が高く、自分のスタイルに最適化できる
- 複数のデータベースを連携し、プロジェクト全体を俯瞰できる
- 単なるToDoリストではなく、ワークスペースとして活用できる
- 繰り返し作業をボタン機能で自動化できる
- 完了したプロジェクトを成果物として保管できる
以下、これらのポイントを詳しく解説していきます。
Notionの「自由度の高さ」がかゆいところに手を届かせる
タスク管理をする中で「こんな機能が欲しい」と思ったとき、Notionならすぐに実装できます。
ただし、Notionの自由度の高さが逆にハードルとなることもあります。巷では「Notion脱落者」が多いと言われていますが、その主な理由は 使いこなすまでに時間がかかること です。
- Notionをタスク管理ツールとして機能させるには、 データベースの構築 という準備が必要
- データベースの設計経験があればすぐに慣れるが、未経験者には最初の設定が難しく感じる
- しかし、基本を押さえれば カスタマイズ性が高く、長く使えるツール になる
この最初の壁を乗り越えられれば、タスク管理が格段に快適になります。
ていうか、このNotionのカスタマイズ性がオタク心をくすぐるのです。
複数のデータベースを「リレーション」で連携できる
タスク管理をする上で、大きな目標(プロジェクト)を細分化し、具体的なタスクに落とし込むことが重要です。
Notionでは、 プロジェクトのデータベース と タスクのデータベース をリレーション機能で簡単に連携できます。
例えば、ブログ記事を作成する場合:
- プロジェクト:「〇〇の記事作成」
- 関連するタスク:
- アウトライン作成
- 記事の執筆
- 記事用画像の作成
- タイトルと抜粋の作成
- アイキャッチ画像の作成
- WordPressへの投稿
- SNSへの投稿準備
このように、プロジェクトとタスクを関連付けることで 全体の進捗を簡単に把握 できるようになります。
このプロジェクトとタスクのデータベースは1つのページで一緒に一覧表示できるので、どのようなプロジェクトのどんなタスクが今あるのかを簡単に把握することもできます。

ただのToDoリストではない、Work Spaceとしての活用
Notionの最大の強みは、タスク管理だけでなく 作業スペース としても活用できることです。
- タスクのページ内で、 ブログ記事のアウトラインや本文を直接執筆可能
- マークダウン記法 を活用し、WordPressへのコピペもスムーズ
- 作成した 画像や素材をタスクページに格納 できる
このように、 タスクと作業が一体化 することで、ツールの切り替えによる時間ロスを削減できます。

繰り返し作業をボタン機能で自動化
ブログの記事作成のようなプロジェクトでは 毎回同じタスクの作成が必要 になります。
Notionの ボタン機能 を使えば、例えばワンクリックで以下のことが可能です。
- 新規の記事作成プロジェクトを自動生成
- プロジェクトに関連した一連のタスクを自動作成
- タスクの開始時刻を自動記録し、作業ページを開く
これにより、毎回手動でタスクを作成する手間を省き、 時短効果を最大化 できます。

「繰り返し」機能で定期タスクを自動生成
さらに、データベースの「繰り返し」機能を使うと、定期的に発生するタスクを自動で生成してくれます。例えば私は
- 毎月10日に行う前月の決算処理タスク
- 毎月5日の楽天お買い物マラソンを通知
のような、ついつい忘れがちな定期タスクを自動で生成するように設定しています。

完了したプロジェクトの「成果物としての保管」
完了したプロジェクトの「成果物としての保管」一般的なToDoリストでは、タスク完了後は履歴として残るだけですが、Notionなら 完了したプロジェクトを成果物として保管 できます。
- 過去に作成した記事やプロジェクトの履歴がすぐに参照可能:ポートフォリオに!
- 成果物データベースとして、リスト化・アーカイブ化が可能
- 同じようなプロジェクトを進める際のテンプレートとして活用
これにより、 タスク管理の履歴がそのまま知的資産となる のです。
何気に時々これを眺めて悦に入ることで、モチベーションを回復させる効果があります。

まとめ:Notionでタスク管理を続けられる理由
Notionを活用したタスク管理が続いている理由は、単なるToDoリストではなく、
- 自由度の高さ で自分に最適化できる
- プロジェクトとタスクをリレーションで簡単に連携 できる
- 作業スペースとしても機能する
- ボタン機能で繰り返し作業を自動化 できる
- 完了したプロジェクトを成果物として保管できる
といった特長があるからです。
今後は、 私が実際に使っているNotionのプロジェクト/タスク管理方法 を少しずつ具体的に紹介していきます!